初代、田中満が生まれたのは昭和9年農家の6人姉弟長男としてでした。十五代続いた旧家ではありましたが、生活は貧しく弟たちも体が弱かったため、父は相続全てを次男である弟に譲り自分はゼロから事業を起こすべく修行に出たそうです。

 地場の主力産業である陶磁器の産地問屋に勤め、出張所にしばらく勤務する日々が続きました。昭和30年代前半の東京(3丁目の夕日の頃)です。そのとき強く感じたのは、「人間は食べずには生きられぬ。ならば外食の食器は無限の可能性を秘めている。」そう思った父は、昭和34年夏に独立し、当時小売店卸が当り前の中、そば店の方々に産地から直接食器を販売し始めました。

 一からうまくいくはずも無かったのですが、当時の昔気質のそば店ご主人方に、徐々にご愛顧いただけるようになり今日に至ります。

沿革

  • 昭和34年(1959年)初代田中満 創業
  • 昭和40年(1965年)業界初の直販「そば店の食器」カタログ発行
  • 昭和63年(1988年)社屋を現在地に移転
  •    同年     長男 茂(現社長)入社

※平成元年(1989年)元号変わる

  • 平成7年(1997年)日麺連主催『めん産業展』に初出展(現在まで毎出展)
  • 平成8年(1996年)カタログ第5集としてテーマ変更し「和食麺処の器」発行
  •    同年    『国際ホテルレストランショー』初出展(~2012迄毎出展)
  • 平成12年(2000年)法人化とともに長男 茂、社長に就任
  • 平成15年(2003年)カタログ第6集としてテーマ変更し「菜酒麺匠の器」発行(以後同テーマにて、2018年秋「第8集」を発行)

※令和元年(2019年)元号変わる

  •    同年    六〇周年を迎える
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