初代、田中満が生まれたのは昭和9年、瑞浪市土岐町の農家の6人姉弟長男としてでした。十五代続いた旧家ではありましたが、生活は貧しく弟たちも体が弱かったため、父は相続全てを次男である弟に譲り自分はゼロから事業を起こすべく修行に出たそうです。
千代久 徳利
初代、田中満が生まれたのは昭和9年、瑞浪市土岐町の農家の6人姉弟長男としてでした。十五代続いた旧家ではありましたが、生活は貧しく弟たちも体が弱かったため、父は相続全てを次男である弟に譲り自分はゼロから事業を起こすべく修行に出たそうです。
地場の主力産業である陶磁器の産地問屋に勤め、出張所にしばらく勤務する日々が続きました。昭和30年代前半の東京(3丁目の夕日の頃)です。そのとき強く感じたのは、「人間は食べずには生きられぬ。ならば外食の食器は無限の可能性を秘めている。」そう思った父は、昭和34年夏に独立し、当時小売店卸が当り前の中、そば店の方々に産地から直接食器を販売し始めました。
一からうまくいくはずも無かったのですが、当時の昔気質のそば店ご主人方に、徐々にご愛顧いただけるようになり今日に至ります。
※平成元年(1989年)元号変わる
※令和元年(2019年)元号変わる
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