これまで地場のメーカーと共に膝を交え得意分野を極め、様々な器を生み出してきました。現在「菜酒麺匠の器」をさらに深化させようと思っています。
このテーマの中で弊社が最も強みとする要素に近年ようやく気がつきました。それが“すする器”でした。江戸時代からあった「すする文化」ですが、欧米からは食中の“音”は下品で“ヌーハラ(ヌードルハラスメント)”と指摘され、日本に長く住んでいてもなかなか慣れないと云われます。
ただワインのテイスティングのように麺と空気を一緒に口に中に含ませることは、「麺の香りが鼻から抜け易くなりより香りや味を堪能」できます。実際に私もせいろ蕎麦をすする時、本当にそう思います。
これまで弊社は 恥ずかしながら“すする器”としての視点から蕎麦の器を捉えてはいませんでした。今後ブログ等で進捗をお知らせしていきたいと思います。ある程度知見がまとまったら弊社公式ホームページに公開したいと思います。先ずは、
- 親しい個性派蕎麦店主たちに聞いてみる。
- 地元陶芸作家達に所見を伺い、興味を感じてくれた作家にサンプル依頼する。
- 公共の研究所からも意見を集める。
- 今後、さらに広がりを見せれば「すする文化と器」について別サイトの起ち上げを考えたいと思います。
夢は広がりますが、今は取り敢えずこの辺で♪